敏感なリスナーは、もう気付いている。 2011年はロックバンドが面白そうだ、と。 だが、彼らもまだ気付いていないことがある。 なぜロックバンドが面白そうかと言えば、 それはDroogがメジャーデビューするからだ。 敏感なリスナーたちに敬意を表して言えば、 彼らは無意識にDroogの気配を感じとっている。 その鋭さには、感服してしまう。 昨年、インディーズからリリースされたDroogの2枚のミニアルバムは、 シーンにセンセーションを巻き起こした。 わずか18才のバンドが、 超破壊的なリリックとサウンドを正面に掲げて登場。 草食系バンドが席捲している中、 異様な緊張感をシーンに伝播させた。Droogは、草食系とはまったく無関係。 生粋の肉食系だ。 しかも、空を飛べる。 そう、猛禽類バンドDroogは、爪で獲物を捕らえ、クチバシで引き裂く。 いみじくもDroogはメジャー・デビュー・アルバムの1曲目でこう歌っている、 ♪属せないのって才能♪(「LOVE SONG」より)。 まったく、ジョークにしてはでき過ぎている。 ロックの遺伝子に、何か異常が起こったのか?。 メジャー・デビューにあたって、 Droogは肺呼吸を止め、ロックンロール呼吸を始めた。 初めてDroogに出会う人に紹介しておこう。ギターはリフの宝庫、荒金祐太朗。 ボーカルは奇跡のシャウト、カタヤマヒロキ。 ベースはグルーヴィー・リトル・タイフーン、多田拓斗。 ドラムスはクール・モンスター、右田智弘。 古着屋と中古盤屋と天国と パンクロックが好きな4人組だ。 ちょっと変わっているのは、怒りながら”愛し合いたい”と歌うこと。 しかも、高校時代からずっとそうやってバンドを転がしてきた。 だから、彼らのロックチューンは、まるで”黒い讃美歌”のようだ。 ♪壊されて初めて 皆 ひとつになった♪(「アハハ」より)。 “壊すこと”を愛情表現としてここまで真摯に叫ぶバンドを、僕は他に知らない。 メジャー・デビューにあたっても、Droogはその姿勢をまったく変えない。 ただし、インディーズ時代と同じテーマを歌っていても 、 このメジャー作品はまるでベツモノに聴こえてくる。 それがどういうことか、分かるだろうか? 彼らはさらに黒く、 くだらない人生の破壊を賛美する。 ♪鎖につながれて♪と♪腐りかけた頭で♪(「犬・犬・犬」より) というフレーズに潜んだライムは見事というしかない。 このアルバムを聴いて 、18才が19才になることの恐ろしさを思い知るといい。 Droogにとってメジャー・デビューとは、リミッターを外すこと。 Droogの叩きつける黒い讃美歌に、耳を傾けろ! 音楽評論家/平山雄一
(via BIOGRAPHY | Droog official site)

敏感なリスナーは、もう気付いている。 2011年はロックバンドが面白そうだ、と。
だが、彼らもまだ気付いていないことがある。 なぜロックバンドが面白そうかと言えば、 それはDroogがメジャーデビューするからだ。
敏感なリスナーたちに敬意を表して言えば、 彼らは無意識にDroogの気配を感じとっている。 その鋭さには、感服してしまう。
昨年、インディーズからリリースされたDroogの2枚のミニアルバムは、 シーンにセンセーションを巻き起こした。
わずか18才のバンドが、 超破壊的なリリックとサウンドを正面に掲げて登場。
草食系バンドが席捲している中、 異様な緊張感をシーンに伝播させた。Droogは、草食系とはまったく無関係。 生粋の肉食系だ。
しかも、空を飛べる。 そう、猛禽類バンドDroogは、爪で獲物を捕らえ、クチバシで引き裂く。
いみじくもDroogはメジャー・デビュー・アルバムの1曲目でこう歌っている、 ♪属せないのって才能♪(「LOVE SONG」より)。
まったく、ジョークにしてはでき過ぎている。 ロックの遺伝子に、何か異常が起こったのか?。
メジャー・デビューにあたって、 Droogは肺呼吸を止め、ロックンロール呼吸を始めた。
初めてDroogに出会う人に紹介しておこう。ギターはリフの宝庫、荒金祐太朗。 ボーカルは奇跡のシャウト、カタヤマヒロキ。
ベースはグルーヴィー・リトル・タイフーン、多田拓斗。 ドラムスはクール・モンスター、右田智弘。
古着屋と中古盤屋と天国と パンクロックが好きな4人組だ。
ちょっと変わっているのは、怒りながら”愛し合いたい”と歌うこと。
しかも、高校時代からずっとそうやってバンドを転がしてきた。 だから、彼らのロックチューンは、まるで”黒い讃美歌”のようだ。
♪壊されて初めて 皆 ひとつになった♪(「アハハ」より)。 “壊すこと”を愛情表現としてここまで真摯に叫ぶバンドを、僕は他に知らない。
メジャー・デビューにあたっても、Droogはその姿勢をまったく変えない。 ただし、インディーズ時代と同じテーマを歌っていても 、
このメジャー作品はまるでベツモノに聴こえてくる。 それがどういうことか、分かるだろうか? 彼らはさらに黒く、 くだらない人生の破壊を賛美する。
♪鎖につながれて♪と♪腐りかけた頭で♪(「犬・犬・犬」より) というフレーズに潜んだライムは見事というしかない。
このアルバムを聴いて 、18才が19才になることの恐ろしさを思い知るといい。 Droogにとってメジャー・デビューとは、リミッターを外すこと。
Droogの叩きつける黒い讃美歌に、耳を傾けろ!

音楽評論家/平山雄一

(via BIOGRAPHY | Droog official site)

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